CR-1合金

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本合金は、Al-Si-Mg-Fe-Cr系合金です。

特徴

1

高い耐食性を有しています。【グラフ1、写真1】

  • 塩水噴霧試験(96時間)において、CR-1はADC12のアルマイト品と同等の耐食性を有していました。
グラフ1 他合金との腐食減量の比較(塩水噴霧試験)
写真1 塩水噴霧試験後の試験片外観(腐食生成物除去後)

2

液相線温度が低く、鋳造性も良好です。【表1、グラフ2】

  • Siの添加により、高い溶湯流動性を保有。
  • FeおよびCrの添加により、焼付きを防止。

表1 各合金の組成、液相線温度

合金名 Cu Si Mg Fe Cr 液相線温度(℃) 試験温度(℃)
CR-1 0.00 12.38 0.19 0.21 0.20 582 682
0.00 12.40 0.39 0.21 0.20 582 682
AD6 0.02 0.54 3.55 0.50 0.03 635 735
AD12 1.90 10.76 0.20 0.84 0.08 571 671
グラフ2 MIT流動性試験結果(試験温度:液相線温度+100℃)

用途

高耐食性が要求される部品
  • 建築用部品
  • 船舶用部品
  • 自動車用部品 など

CR-1は特許取得済み

おことわり

本技術資料に記載されている数値は、当社の測定値であって保証値ではありませんので、ご了承ください。

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