鉄鋼副原料
鉄鋼副原料 – 鉄鋼用アルミ灰
製鉄の際に用いられるアルミ灰で、歩留・品質向上などの様々なメリットを得られます。Al含有率、投入方法、投入タイミングにより用途も様々です。Al含有率が30~50%のアルミ灰を主に取り扱っておりますが、その他の含有率もご相談ください。
鉄鋼用アルミ灰の用途例
用途 | 効果 | メリット |
---|---|---|
脱酸剤 | 金属アルミニウムが酸化鉄を還元し、溶鋼歩留まりを向上させる。 | 歩留向上 |
発熱剤 | スクラップ溶解時の補助熱源として、アルミニウムの酸化反応熱を利用する。 | エネルギー効率の向上 コスト削減 CO2排出量削減 |
スラグ改質剤 | 鉄鋼スラグに含まれる遊離CaOを低減することでスラグを安定化させ、スラグを路盤材に加工する処理を容易にする。 | スラグ安定化 |
フォーミング促進剤 | スラグを泡立たせ電極がスラグに埋まった状態にすることで、アーク放電の着熱効率を高くする。また、熱が直接炉壁に伝わることを防ぎ、耐火材を長寿命化する。 | エネルギー効率の向上 耐火材の長寿命化 アークフレアの低減 |
保温剤 | 鋳造時に溶鋼表面を覆うように投入し、保温すると共に溶鋼酸化を防止する。 | コスト削減 鉄鋼品質の向上 |
造滓剤 | CaOと鉄鋼用アルミ灰に含まれるAl2O3の反応によりスラグを生成し、スラグ-溶鋼反応を促進する。 | 鉄鋼品質の向上 |